PCBループ(ディファレンシャルモード)放射電界の推定
周波数、ループ面積、ループ電流、距離から、PCB のディファレンシャルモードループが出す最大放射電界を推定します。
計算例
入力: 周波数 100 MHz, ループ面積 A 10 cm², ループ電流 I 10 mA, 測定距離 r 3 m
結果: 最大放射電界 E 438.953 µV/m, 最大放射電界 E 52.8484 dBµV/m, 波長 λ 2.99792 m, 遠方界の境界 λ/(2π) 0.477135 m, ループ周長(正方形と仮定)/ λ 0.0421929
結果: 最大放射電界 E 438.953 µV/m, 最大放射電界 E 52.8484 dBµV/m, 波長 λ 2.99792 m, 遠方界の境界 λ/(2π) 0.477135 m, ループ周長(正方形と仮定)/ λ 0.0421929
計算式
E = 1.316×10⁻¹⁴ · f² · A · I / r (f[Hz], A[m²], I[A], r[m])
条件:周長 < λ/10、r > λ/(2π)、自由空間の最大方向
グランドプレーン上では反射で最大2倍(+6 dB)まで大きくなる
解説
電気的に小さいループ(周長が λ/10 未満)の自由空間での最大放射電界は E = 1.316×10⁻¹⁴·f²·A·I/r(f は Hz、A は m²、I は A、r は m)です。定数は η₀·π/c² から導かれます。周波数の2乗に比例するため、周波数が2倍になると +12 dB です。例の値(100 MHz、10 cm²、10 mA、3 m)では約 439 µV/m、つまり 52.8 dBµV/m になります。
実務のヒントこれは遠方界(r > λ/2π)で最も強い方向を仮定した理想的な推定値です。グランドプレーン上では反射により最大 +6 dB 大きくなることがあり、ループ電流や面積自体も多くは推定値です。絶対値ではなく「面積を半分にすると −6 dB」のような相対比較に使い、適合判定は実測で行ってください。最も確実な対策は、信号線とリターン経路を近づけてループ面積を小さくすることです。
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計算結果と要約は参考情報です。認証や試験成績書には、最新の規格原文と校正済み機器の値を使用してください。 最終更新: 2026-10-10